Q:転職理由を教えてください
前職は総合病院の歯科口腔外科で勤務していました。外科的な処置のアシストや入院患者さんの口腔管理など、学ぶことは多かったのですが、業務の多くがアシスタント中心で、歯科衛生士本来の予防処置や保健指導に十分に関われないことが悩みでした。また、病棟勤務は残業や休日出勤が発生することもあり、ワークライフバランスを見直したい思いもありました。患者さんともっと長く関われる環境を探す中で、予防中心の診療を掲げる今のクリニックに出会い、転職を決意しました。
岡山市の予防歯科に注力するクリニックで働く田村 彩花(仮名)さんに、転職のきっかけや日々のやりがいについて伺いました。
前職は総合病院の歯科口腔外科で勤務していました。外科的な処置のアシストや入院患者さんの口腔管理など、学ぶことは多かったのですが、業務の多くがアシスタント中心で、歯科衛生士本来の予防処置や保健指導に十分に関われないことが悩みでした。また、病棟勤務は残業や休日出勤が発生することもあり、ワークライフバランスを見直したい思いもありました。患者さんともっと長く関われる環境を探す中で、予防中心の診療を掲げる今のクリニックに出会い、転職を決意しました。
現在は外来中心で、スケーリング・PMTC・歯周病治療・ブラッシング指導を担当しています。小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんが来院されますが、特に定期メンテナンスに通う方が多いのが特徴です。担当制で患者さんを受け持つため、3か月ごとの来院で口腔の変化を継続的に見守れるのは大きなやりがいです。
また、近年は歯周病と全身疾患の関連が注目されていることから、糖尿病や心疾患を持つ患者さんに対して医科と連携しながら口腔ケアを進める場面もあります。患者さん本人やご家族に『口腔ケアで体調まで変わるなんて驚いた』と話していただけると、自分の仕事の意味を強く感じます。
院長が掲げる『なるべく抜かない・削らない』『予防を第一に』という理念に強く共感しました。治療中心ではなく、患者さんと二人三脚で口腔の健康を守っていくスタンスが、自分の目指していた働き方に合っていました。
また、クリニック全体でインフォームドコンセントを大切にしており、説明用の資料や動画を用いて、患者さんが納得してから処置を進められる環境が整っている点も魅力でした。さらに、人間関係が良好でスタッフ同士のコミュニケーションが活発なことも安心材料になりました。
初診時に重度の歯周病で歯を失うリスクが高いと診断された患者さんを担当したことがあります。定期的にSRP(スケーリング・ルートプレーニング)を行い、ご本人にも毎日のセルフケアに取り組んでいただいた結果、半年後には歯肉の炎症が落ち着き、残せる歯が増えました。その患者さんから『もっと早く予防に力を入れていれば良かった』『あなたに出会えて良かった』と言葉をいただき、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
また、小児の患者さんから『歯医者さんに来るのが楽しい』と言われたことも印象に残っています。予防を通じて患者さんの意識を変えられることに、この仕事の大きなやりがいを感じます。
転職を考えるときは、自分が歯科衛生士として何にやりがいを感じるのかを明確にするとよいと思います。外科的なアシストにやりがいを感じる方もいれば、私のように予防処置や患者さんとの継続的な関わりに魅力を感じる方もいます。
見学や体験勤務を通じて、院長の理念やスタッフの雰囲気、教育体制を確認することをおすすめします。岡山は地域密着型のクリニックも多いので、自分に合った職場を見つければ長く働き続けられると思います。
予防中心の診療で患者さんと長く関わり、地域に貢献できる職場で働きませんか?
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