Q:転職理由を教えてください
首都圏のクリニックで勤務していましたが、アシスタント・受付比率が高く、衛生士業務に集中できないことが悩みでした。祖父母の介護をきっかけにUターンを決意し、予防歯科と歯周病治療、さらに訪問歯科まで関われる今のクリニックに転職。地域の高齢化が進む山形で、暮らしに直結する口腔ケアに携われる点が決め手でした。
山形市内の歯科クリニックに勤務する佐藤 結衣(仮名)さんに、Uターンで地元に戻った理由や、雪国ならではの働き方について伺いました。
首都圏のクリニックで勤務していましたが、アシスタント・受付比率が高く、衛生士業務に集中できないことが悩みでした。祖父母の介護をきっかけにUターンを決意し、予防歯科と歯周病治療、さらに訪問歯科まで関われる今のクリニックに転職。地域の高齢化が進む山形で、暮らしに直結する口腔ケアに携われる点が決め手でした。
午前は外来診療中心で、スケーリング、SRP、PMTC、メインテナンス、セルフケア指導を担当。午後は週2回ほど在宅・施設の訪問診療に同行し、口腔清掃、義歯の調整、口腔機能訓練(オーラルフレイル予防)を行います。冬季は積雪の影響を考慮してスケジュールを前倒し・集約するなど、安全な移動と継続支援の両立を意識しています。
院長の『削らない・抜かない』予防重視の方針と、患者さんに納得してもらう説明を徹底する姿勢に共感しました。拡大鏡や口腔内スキャナー、滅菌のワンパック管理など設備と感染対策が整い、衛生士専用ユニットでじっくりメインテナンスできる環境です。訪問ではケアマネさん、看護師さん、言語聴覚士さんと連携し、多職種チームで支援できる点も魅力でした。
嚥下に不安があり食事量が減っていた施設利用者さんに対し、口腔衛生管理と摂食前の口腔体操を介護スタッフさんと一緒に継続。義歯の調整と舌清掃の習慣化で食事時間のむせが減り、体重が安定しました。ご家族から「食べる意欲が戻った」と言われ、口腔から生活全体を支えられるやりがいを実感しました。
山形は地域密着の外来と訪問歯科の両輪で、患者さんの暮らしに深く関われます。見学では衛生士の担当制やメインテナンス枠の長さ、感染対策、訪問体制(運転・荷下ろしのサポート)をチェックすると働き方のイメージが掴めます。自分が伸ばしたい衛生士業務に集中できるかを軸に、ぜひ比較してみてください。
雪国・山形で、外来と訪問をつなぐ地域密着の口腔ケア。暮らしに寄り添う衛生士の働き方を体験しませんか?
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