先輩インタビュー|ケアマネージャー(介護支援専門員)・北海道

【北海道】訪問看護併設の居宅で、在宅医療と生活をつなぐケアマネージャー(介護支援専門員)

札幌市近郊の訪問看護併設・居宅介護支援事業所で働く佐藤 千尋(仮名)さんに、ケアマネージャー=介護支援専門員として在宅医療と生活をどう結び、道内ならではの冬期移動や広域対応にどう向き合っているかを伺いました。

訪問看護併設在宅医療連携担当30件前後冬期移動配慮
多職種カンファレンスでケアプランを確認するケアマネージャーのイメージ

Q:転職理由を教えてください

急性期病院の相談員として退院支援に携わる中で、退院後の暮らしまで伴走できるケアマネージャー(介護支援専門員)の役割に魅力を感じました。医療依存度の高い方の在宅移行を支えたい思いから、訪問看護併設の居宅介護支援事業所へ転職。道内は冬期の移動や独居高齢者支援など地域特性があり、地域資源の活用や多職種連携の実践を深められる点も決め手でした。

Q:現在の仕事内容を教えてください

はじめにアセスメントで健康状態・生活歴・住環境を評価し、本人の目標と家族の意向を踏まえてケアプランを作成します。サービス事業者との調整や定期面談を通じて、介護保険の手続き支援やモニタリングを行い、必要に応じてプランを見直します。地域資源の活用と医療機関との連携は日常業務で、急変時は緊急対応と連絡体制で乗り切ります。サービス内容や費用の説明、記録の作成・管理はタブレットで効率化。訪問看護・通所・リハ職との多職種連携、地域ケア会議、虐待防止や権利擁護にも関与。在宅継続のための環境調整、施設入所支援、リハ計画の調整、福祉用具の選定、包括支援センターとの連携、介護予防の提案、苦情対応、法令遵守、研修参加、最新情報の提供、契約管理、そして精神的な支援まで、暮らし全体を見ています。

Q:新しい職場に決めた理由は?

訪問看護とのカンファレンスが週次で定着し、看取り連携の指針が明確。担当は30件前後で、記録はクラウドで共有。冬期は社用車・スタッドレス・送迎安全基準が整備され、急変時も24時間のオンコール体制で安心でした。新人ケアマネージャーへのOJTと研修が手厚く、介護支援専門員としての学び直しにも最適だと感じました。

Q:印象に残っているエピソードは?

COPDで在宅酸素の独居の方。冬期に体調が悪化し、深夜に緊急対応を行いました。訪問看護と連携して臨時訪問し、アセスメントを更新して福祉用具とリハ計画を見直し、モニタリングを短周期化。ご本人が「家で過ごしたい」という意思を尊重し、権利擁護の観点で家族と合意形成。結果として入院回避につながり、在宅で年末を迎えられました。

Q:これから転職を考えている方へメッセージ

見学では担当件数、訪問看護等との連携頻度、看取り連携の方針、記録ICT、オンコール体制を確認しましょう。北海道は冬期移動や広域対応が前提なので、車両・安全基準・代替手段の有無も重要です。介護支援専門員としての専門性は、アセスメントからケアプラン、モニタリング、見直しのサイクルを丁寧に回すことで磨かれます。

職場の魅力まとめ

  • 訪問看護併設で医療連携と看取り支援が強い
  • アセスメント→ケアプラン→モニタリング→見直しのサイクルをチームで実践
  • 冬期も安心の社用車・安全基準と24hオンコール体制
  • 担当30件前後・クラウド記録で業務を効率化、研修・OJTも充実

在宅医療と生活をつなぐケアマネージャー(介護支援専門員)として、北海道ならではの支援を実践してみませんか?

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