Q:転職理由を教えてください
震災後にボランティアとして避難所支援を経験し、地域に根差して人々の生活を支えるケアマネージャー(介護支援専門員)の役割に強く惹かれました。前職は病院勤務でしたが、退院後の生活に寄り添う支援に携わりたいと考え、都市部の居宅介護支援事業所へ転職しました。仙台は医療資源が多い一方で、災害への備えや家族支援の重要性を強く意識する地域だと感じています。
仙台市の中心部にある居宅介護支援事業所で働く佐々木 美和(仮名)さんに、ケアマネージャー=介護支援専門員として、都市型の医療資源を活かしながらも、災害時の備えや地域連携をどのように実践しているのかを伺いました。
震災後にボランティアとして避難所支援を経験し、地域に根差して人々の生活を支えるケアマネージャー(介護支援専門員)の役割に強く惹かれました。前職は病院勤務でしたが、退院後の生活に寄り添う支援に携わりたいと考え、都市部の居宅介護支援事業所へ転職しました。仙台は医療資源が多い一方で、災害への備えや家族支援の重要性を強く意識する地域だと感じています。
利用者の状態を把握するアセスメントから始め、希望を踏まえたケアプランを作成します。訪問介護・通所・訪問看護など多様なサービスを組み合わせ、定期的な面談やモニタリングで生活状況を確認し、必要に応じてプランを更新。
都市型ならではの特徴として、専門医療や在宅医療の選択肢が豊富で、多職種連携を生かした支援がしやすい一方、利用者や家族の希望が多様化しているため調整力が求められます。さらに災害リスクを踏まえ、避難支援プランを組み込み、災害時の連絡体制を地域包括支援センターと協力して整備しています。
ICTによる記録共有やオンライン会議が進んでおり、都市型ならではの効率的な仕組みが整っていたことが決め手でした。担当件数は35件前後で、適切な業務分担がされています。さらに、災害対応の研修が定期的に行われ、緊急時にも安心して行動できる体制があることが大きな魅力でした。
在宅酸素を使用する利用者の方が停電時に不安を訴えたことがありました。すぐに緊急対応を行い、訪問看護師や電力会社とも連携して電源確保を調整。結果的に大きなトラブルなく過ごせたのですが、その後地域ケア会議で災害時の対応を議題に取り上げ、地域全体で体制を見直すきっかけとなりました。災害時に備えることの重要性を改めて実感しました。
都市型の事業所では医療資源が豊富ですが、その分調整件数や家族支援のニーズも高まります。担当件数やICT導入状況、災害対応の仕組みを確認することをおすすめします。災害に備えつつ、多様な利用者の希望に応える柔軟さが求められます。
都市型の医療資源を活かしつつ、災害時の安心も守るケアマネージャー(介護支援専門員)として、仙台で働いてみませんか?
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