Q：転職理由を教えてください
以前は都市部で勤務していましたが、結婚を機に地元の山形へ戻りました。農村地域では家族の結びつきが強く、在宅支援においてケアマネージャー（介護支援専門員）が家族との橋渡しを担う場面が多いことに気づきました。地域に根差した支援ができる環境に惹かれて転職しました。
Q：現在の仕事内容を教えてください
利用者と家族の希望を踏まえてアセスメントを行い、生活に即したケアプランを作成します。農繁期には家族が不在になりがちなため、訪問介護やデイサービスを調整して支援をつなぎます。モニタリングでは季節ごとの生活リズムを考慮し、必要に応じてプランを更新します。
また、家族会や地域ボランティア活動に参加し、地域全体で利用者を支える仕組みづくりにも関与しています。虐待防止や権利擁護にも目を配り、安心して暮らせる環境を守っています。
Q：新しい職場に決めた理由は？
地域包括支援センターや自治体と連携が強く、地域ケア会議が定期的に開催されている点が魅力でした。担当件数は25件前後と適正で、一人ひとりにじっくり関わることができます。また、農村地域の特性を理解した上での研修があり、在宅支援に必要なスキルを磨けると感じました。
Q：印象に残っているエピソードは？
農繁期に独居となった高齢者の支援を担当しました。急に体調を崩し緊急対応が必要になりましたが、近隣住民がすぐに連絡をくれ、地域で協力して支援できました。結果的に入院は回避でき、家族も安心して農作業に専念できました。この経験から、地域全体での見守り体制の大切さを実感しました。
Q：これから転職を考えている方へメッセージ
山形の農村地域では、家族支援や地域資源の活用が欠かせません。転職を考える方は、担当件数や家族会との連携体制をチェックしてください。ケアマネージャーとして働くうえで大切なのは、利用者本人だけでなく、その家族や地域全体の暮らしを支える視点です。
職場の魅力まとめ
- 家族支援と地域資源を活かした在宅支援
- 担当25件前後で一人ひとりに丁寧に対応
- 農繁期・季節性を考慮した支援設計
- 地域ボランティアとの協力で安心を確保