Q：大学病院を志望した理由は？
学生実習のとき、大学病院での治験薬管理や先進医療を見学したことが大きなきっかけでした。愛知県は医療機関が多く選択肢も豊富でしたが、『最先端の医療に触れたい』『専門薬剤師を目指したい』という思いから、大学病院でキャリアをスタートすることにしました。
Q：現在の仕事内容を教えてください
主に治験薬の管理と外来がん治療センターでの服薬指導を担当しています。治験薬ではGCP遵守の下で温度管理や投薬スケジュール確認を行い、副作用情報を正確に収集しています。がん外来では分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の副作用説明を患者さんに行い、医師・看護師と連携して安全に治療が続けられるよう支援しています。
Q：大学病院ならではのやりがいは？
症例が非常に多彩で、小児・高齢者・希少疾患まで幅広く関われることです。学会発表や症例報告の機会も多く、日病薬認定薬剤師や外来がん治療専門薬剤師の資格取得を視野に入れています。夜遅くまで残ることもありますが、刺激のある環境で日々成長できていると感じます。
Q：印象に残るエピソードは？
免疫チェックポイント阻害薬を投与している患者さんで重篤な副作用の早期発見につながった経験があります。患者さんが『少し息苦しい』と訴えた際に、副作用の可能性を疑って医師に即報告した結果、迅速に対応できました。後日、医師から『薬剤師の気づきで救われた』と言われ、大きなやりがいを感じました。
Q：今後の目標を教えてください
専門薬剤師資格を取得し、がん領域のスペシャリストとして地域医療に還元したいと思っています。また、学生や後輩の指導にも積極的に関わり、次世代の薬剤師育成に携わりたいです。
職場の魅力まとめ
- 治験薬管理や外来がん治療など先進医療に携われる
- 学会発表・症例報告の機会が豊富
- 多彩な症例を経験し専門薬剤師資格を目指せる
- チーム医療の中で若手も意見を尊重される