Q:転職理由を教えてください
調剤薬局で8年間働いたのち、より専門的な知識と経験を積みたいと考え、大学病院へ転職しました。特に、外来がん治療や治験に携わりたい気持ちが強かったです。子育てが始まったタイミングでしたが、京都の大学病院では時短勤務制度が整っており、育児とキャリアを両立できると感じました。
大学病院で外来化学療法や治験に携わりつつ、子育てとキャリアを両立している田中 美佳(仮名)さんにお話を伺いました。
調剤薬局で8年間働いたのち、より専門的な知識と経験を積みたいと考え、大学病院へ転職しました。特に、外来がん治療や治験に携わりたい気持ちが強かったです。子育てが始まったタイミングでしたが、京都の大学病院では時短勤務制度が整っており、育児とキャリアを両立できると感じました。
私は外来化学療法センターと治験薬管理室を兼務しています。抗がん剤の無菌調製や投与スケジュールの確認、副作用対策のカウンセリングを行うほか、治験薬の搬入・保管・調剤・投与記録をGCPに沿って管理しています。小児患者へのシロップ調製や保護者への説明、ICTを用いた副作用モニタリングも業務の一部です。日々、チーム医療(AST・NST・緩和ケアチーム)に参加し、医師や看護師とのディスカッションを重ねています。
大学病院は最新の治療薬や臨床研究に触れられる環境で、薬剤師として成長できると思いました。面接で『薬剤師の意見を積極的に治療方針に取り入れる』という姿勢を感じたのも大きな決め手です。また、託児所や時短勤務制度など子育て支援が手厚く、安心して働けると感じました。
治験薬を投与中の患者さんが重度の副作用を訴えた際、いち早く臨床検査値の変化を指摘し、医師と相談して投与中止と支持療法への切り替えを提案しました。結果的に患者さんの体調が改善し、主治医から『薬剤師の視点がなければ対応が遅れていた』と感謝されました。この経験で薬剤師の専門性が患者の命を守ることを実感しました。
大学病院の薬剤師は業務の幅が広く、夜勤や研究業務もあるため負担がゼロではありません。しかし、その分だけ臨床や学会発表を通じて大きな成長が得られます。子育て中の方も制度を活用すれば十分両立可能です。専門性を高めたい方やキャリアを築きたい方に、大学病院はおすすめです。
田中さんのように、子育てとキャリアを両立しながら専門性を高められる大学病院で働いてみませんか?
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