Q:転職理由を教えてください
総合病院で7年間勤務し、抗がん剤調製や病棟服薬指導などやりがいは大きかったのですが、当直や夜勤が続き、生活リズムが不安定でした。結婚と出産をきっかけに、家庭と両立できる働き方を求め、地元佐賀にUターン。地域医療に密着できるかかりつけ薬局で、在宅訪問にも積極的に関われる環境に魅力を感じて転職しました。
かかりつけ薬局に転職した中村 結衣(仮名)さんに、転職のきっかけや地域での薬剤師としてのやりがいについて伺いました。
総合病院で7年間勤務し、抗がん剤調製や病棟服薬指導などやりがいは大きかったのですが、当直や夜勤が続き、生活リズムが不安定でした。結婚と出産をきっかけに、家庭と両立できる働き方を求め、地元佐賀にUターン。地域医療に密着できるかかりつけ薬局で、在宅訪問にも積極的に関われる環境に魅力を感じて転職しました。
外来処方箋に基づく調剤・監査・服薬指導に加え、週2回は在宅訪問で居宅や施設の患者さんを訪問しています。高齢者の多い地域なので、残薬整理や一包化など、患者さん一人ひとりに合わせた提案が求められます。訪問時は医師や訪問看護師、ケアマネジャーと密に連携し、ICTを活用した電子薬歴共有でスムーズなチーム医療を実現しています。
面接で院長先生から『患者さんに寄り添う薬局でありたい』という方針を伺い、共感しました。職場は車で15分と通勤がしやすく、小さな子どもがいる私にとって大きなポイントでした。残業はほとんどなく、完全週休2日制なので家庭との両立がしやすい環境です。さらに、佐賀県内の医療機関と連携した在宅医療にも積極的で、薬剤師としてのスキルを広げられると思い、この薬局を選びました。
訪問先で90代の患者さんが複数の病院から処方を受けており、服薬数が12種類を超えていました。ご家族も混乱していたため、医師に疑義照会を行い、薬剤数を半分近くまで減らすことができました。『薬が減って体が軽くなった』と患者さんが笑顔で話してくださったとき、ポリファーマシー対策の重要性を改めて実感しました。ご家族からも『介護が楽になった』と感謝され、地域で薬剤師が果たす役割の大きさを感じました。
病院と薬局では求められる役割が大きく異なります。特に地域のかかりつけ薬局では、調剤だけでなく在宅訪問や多職種連携が増えており、人との関わりを大切にしたい方にはぴったりの環境です。佐賀は高齢化が進んでいるので、薬剤師として地域医療に貢献できるやりがいも大きいです。転職の際は『どんな患者さんと関わりたいか』『どの地域で働きたいか』を軸に考えると、納得のいくキャリア選択ができると思います。
中村さんのように、地域に根ざしたかかりつけ薬局で、在宅医療と患者さん第一のやりがいを両立してみませんか?
この条件の求人を見る