Q:転職理由を教えてください
以前は総合病院で入院調剤や病棟業務を担当していました。やりがいは大きかったのですが、夜勤や休日出勤が続き、小学生の子どもとの時間を取るのが難しくなってきました。そんな中、地元・静岡でかかりつけ薬局を展開している会社が、在宅医療にも力を入れていることを知りました。『患者さんの生活に寄り添える』『家庭と両立できる』という点に惹かれ、思い切って転職しました。
調剤薬局から在宅対応のあるかかりつけ薬局へ転職し、家庭と両立しながら地域に貢献する薬剤師・鈴木真理(仮名)さんにお話を伺いました。
以前は総合病院で入院調剤や病棟業務を担当していました。やりがいは大きかったのですが、夜勤や休日出勤が続き、小学生の子どもとの時間を取るのが難しくなってきました。そんな中、地元・静岡でかかりつけ薬局を展開している会社が、在宅医療にも力を入れていることを知りました。『患者さんの生活に寄り添える』『家庭と両立できる』という点に惹かれ、思い切って転職しました。
門前薬局として内科クリニックや整形外科からの処方せんを中心に応需しています。一包化調剤や高齢者への服薬アドヒアランス支援が多く、残薬確認や飲み忘れ防止の工夫も日常的に行っています。加えて、在宅訪問にも週2〜3回同行しており、施設や患者宅で服薬指導・残薬整理・医師へのフィードバックをしています。
ICTを活用した電子薬歴での情報共有や、訪問看護師との連携も大切な業務です。
面接時に『子育て中の薬剤師も多いので、シフトを柔軟に調整できる』と聞き、とても安心しました。実際に、運動会や授業参観のときは有給が取りやすいですし、残業もほとんどなく18時には退勤できています。かかりつけ薬局として地域に密着しながら、在宅にも携われる点が大きな魅力でした。
在宅で担当している90代の女性患者さんが、複数の病院から薬をもらっておりポリファーマシーの状態でした。最初の訪問で残薬が引き出しに山積みになっていたのを見たときは衝撃でした。
そこで、処方医に疑義照会を行い重複投薬を整理、一包化で飲みやすく工夫しました。その後『薬がすっきりして安心した』『飲み忘れがなくなった』と笑顔を見せていただき、薬剤師として役に立てた実感がありました。
今は在宅を中心に経験を積んでいますが、将来的には緩和薬物療法認定薬剤師の資格を取得し、終末期医療にも関わりたいと思っています。静岡は高齢化が進んでいる地域なので、薬剤師が患者さんやご家族に寄り添う役割はますます重要になるはずです。
調剤薬局というと『単に処方せんをさばくだけ』というイメージを持つ方もいるかもしれません。でも、在宅訪問やかかりつけ機能を持つ薬局では、患者さん一人ひとりと深く関われます。
特に静岡のような地域では、車での訪問や多職種連携も必要で、病院とは違ったやりがいがあります。子育てや家庭との両立を考えている方にも、地域密着型の薬局勤務はおすすめです。
鈴木さんのように、在宅やかかりつけ薬局で患者さんの生活に寄り添う薬剤師を目指してみませんか?
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