Q:精神科病院を選んだ理由は?
学生時代に精神科薬物療法に興味を持ち、和歌山に戻ってから専門病院に勤務しました。精神科は薬の効果だけでなく副作用や患者さんの生活背景に目を配る必要があり、薬剤師の関わりが大きい領域です。
精神科病院で20年以上の経験を持つ吉田 智子(仮名)さんに、仕事のやりがいや難しさについて伺いました。
学生時代に精神科薬物療法に興味を持ち、和歌山に戻ってから専門病院に勤務しました。精神科は薬の効果だけでなく副作用や患者さんの生活背景に目を配る必要があり、薬剤師の関わりが大きい領域です。
抗精神病薬や気分安定薬の副作用チェック、体重や代謝異常のモニタリング、患者さんへの服薬支援が中心です。服薬アドヒアランスが低下しやすいため、患者さんの理解度に合わせて説明の工夫をしています。また、精神科リエゾンチームに参加し、医師・看護師・臨床心理士と協力して支援を行っています。
統合失調症で再入院を繰り返していた患者さんに、副作用を抑えた新薬の導入を提案しました。主治医と相談のうえ変更した結果、症状が安定し、退院後も服薬を継続できるようになりました。ご本人やご家族から『生活が取り戻せた』と言っていただけたのは印象的でした。
患者さんが自分の病気を十分理解していない場合があり、服薬の必要性をどう伝えるかが難しいです。時にはご家族との信頼関係が重要になります。また、副作用管理や依存リスクを常に意識する必要があります。
精神科領域は地道な支援が求められますが、その分やりがいがあります。患者さんの人生を支えるという気持ちを持って取り組める方に向いていると思います。
吉田さんのように、精神科で専門性を活かして患者に寄り添う薬剤師を目指しませんか?
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