医療法人財団 明理会 埼玉セントラル病院は、埼玉県入間郡三芳町に位置し、463床を有する大規模慢性期病院として、地域医療における重要な役割を担っています。日本が直面する「超高齢社会」に対応するため、当院が目指すのは「高度慢性期医療」です。これは高度な医療機器を導入するだけでなく、急性期治療を終えた患者さまや在宅療養が困難な患者さまを幅広く受け入れ、生活に寄り添った医療を継続的に提供する取り組みを意味しています。平成25年には訪問リハビリテーション、訪問看護・診療、人工透析を開始し、地域包括ケアを支える基盤を着実に築いてきました。
当院のもう一つの特徴は、急性期病院や介護施設との連携体制です。急性期病院からの患者さまの受け入れを積極的に進め、治療後も安心して過ごせる療養環境を整備。さらにリハビリテーションにも注力し、高齢者の生活機能の維持・回復を支援しています。薬だけでは解決できない症状に対してリハビリを活用することで、患者さまが「その人らしい生き方」を取り戻すお手伝いをしています。認知症治療病棟や精神療養病棟など、合わせて200床を超える専門病棟を備え、認知症や精神疾患を抱える患者さまやそのご家族の困難な問題にも寄り添い、解決策を共に模索する姿勢を大切にしています。
「どんな患者さまも見捨てない」という信念は、当院の根幹をなす理念です。まだ全国的にも実現例が少ない高度慢性期医療の分野でパイオニアとなれるよう、人工呼吸器の導入や緩和ケアへの取り組みも進めています。患者さまの苦痛や不安を和らげるだけでなく、ご家族の心の負担も軽減し、最後まで安心できる時間を共に過ごしていただけるよう尽力しています。
埼玉セントラル病院の基本方針は、「より早く」「安全に」「断らない」。すべての人に平等に医療を提供し、地域住民や医療機関との密な連携を重視しています。また、医療人としての技術・人間性の向上に努める教育体制を整え、継続的に安定した医療を提供できる健全な経営を行っています。
内科・心療内科・精神科・整形外科・人工透析内科・リハビリテーション科など幅広い診療科を備え、療養病棟や認知症病棟、回復期リハビリ病棟など多様な病棟機能を有しているため、医療従事者として幅広い経験を積み、専門性を高められる環境が整っています。地域から信頼される病院で、患者さまとそのご家族に安心を届ける医療に携わりたい方には、やりがいと成長の機会にあふれた職場です。